まっくろ経済学
5. 若者の皆さん、ごめんなさい

防衛費の増額がほぼ決定し、いまその財源をめぐって議論が戦わされています。消費税の税率を上げるとか、とりあえず「つなぎ国債」で賄うとかの意見があるようです。つなぎ国債とは、将来見込まれる特定の歳入を償還財源として発行される […]

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スルメイカ
5. 黄海からの緊急リポート!

日本の関係者にはあまり知られていませんが、スルメイカは黄海にも生息しています。黄海は、朝鮮半島の韓国と中国本土との間にある水深の浅い海です。以前から韓国では、日本海でスルメイカが獲れないときは、黄海で獲れるなどという話が […]

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スルメイカ
4. 「竈の煙」は見えますか?

日本と韓国のスルメイカ(秋生まれ群)の漁獲量は、2000年代初めから減少しています。この原因について、水産庁がインターネット上で公開している「わが国周辺の水産資源の現状を知るために」からの情報とイカ男独自の仮説に基づいて […]

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スルメイカ
3. 「大谷翔平」でなくても

前回紹介した海流の概念図には、だいぶん「ウソ」がありました。ごめんなさい。実は、海洋物理の研究者によると、陸上を川が流れるのとは異なり、海流は矢印で示せるような単純な流れ方はしていないのです。月平均や年平均をすれば、確か […]

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スルメイカ
2. 帰って来~いよお!

スルメイカには日本海で漁獲されるものと東日本の太平洋側で漁獲されるものがありましたね。でも、ここではとりあえず、日本海で漁獲されるスルメイカについて考えてみます。   日本海で漁獲されるスルメイカの多くは、前年 […]

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スルメイカ
1. 火花散る日本海

スルメイカは日本でいちばんポピュラーなイカで、実際に英語でJapanese common squid と呼ばれたりします。日本海側では北海道から長崎県にかけて、太平洋側では北海道から三陸にかけて、その沿岸と沖合で広く大量 […]

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まっくろ経済学
4. ブランド化の罠

イカ男が県職員として中堅に位置するようになった2000年頃から、水産物のブランド化がはやり始めました。たとえば、関あじ・関さば、ひみ寒ぶり、大間まぐろなど。魚価が低迷するなか、全国ほとんどの都道府県が地域で漁獲された海産 […]

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まっくろ経済学
3. 灯台下暗し

縮小しているのは漁場だけではありません。調査研究できる海域も確実に縮小しています。東シナ海南部にある尖閣諸島の周辺海域での調査がすでに不可能なのは言うまでもありませんが、日本海での調査もしだいに難しくなっています。 &n […]

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まっくろ経済学
2. 日本、ただいま沈没中

これまでみたドラマや映画のうち、もっとも記憶にのこっているのは1974年(昭和49年)に放送された『日本沈没』です。その当時、イカ男は小学3年生でした。地球の構造や日本の社会について、どれほど理解していたかはわかりません […]

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まっくろ経済学
1. マクロ経済を語る

イカ男がマクロ経済を語る、イカ男と経済は一見まるで関係がないと思われるかもしれません。しかし、イカが水産業のなかで重要な魚種のひとつであり、その漁獲量の動向が注視されるからこそ研究の必要性が生じるていることを考えると、関 […]

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