お知らせ
1. いかにしてイカ男となりしか

わたし(イカ男)は、九州大学大学院(総合理工学府)で大気海洋環境システム学を専攻し、海洋モデリングを学んでいる学生です。もともと、佐賀県で10年ほどケンサキイカの研究をしていたのですが、「50の手習い」(少しサバを読んで […]

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スルメイカ
22. 韓国から見たスルメイカ新着!!

今回はスルメイカの回遊をこれまでとは違う視点で見ることにします。このイカは日本周辺だけでなく、朝鮮半島周辺でも漁獲されます。特に韓国では日本以上に人気のある食材で、キムチには欠かせません。日本海側だけではなく、黄海側でも […]

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まっくろ経済学
20. 令和の米騒動!

最近、コメの価格が上昇しています。ウクライナ戦争が始まって輸入品の価格が上昇してきたのに加えて、ついに国内産米、お前もか!という気持ちになってしまいます。主な原因は生産コストの上昇と米の生産不足と考えられていて、日本では […]

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科学哲学のよーな
12. 研究者の正義

ドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ合衆国大統領として再就任した今年1月25日に、米中央情報局(CIA)は、新型コロナウイルスのパンデミックが武漢研究所(中華人民共和国武漢市)からの流出によって引き起こされた可能性が最 […]

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スルメイカ
21. 平衡石と経験水温、ふたたび

先日スルメイカに関するイカ男の論文が初めて出版されました。この論文の主な内容は、スルメイカの平衡石を構成する炭酸カルシウムのカルシウムに対するストロンチウムの比率(Sr/Ca比)とそのイカが経験した水温の間にどのような関 […]

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まっくろ経済学
19. モリタクに続け!

先日1月28日、経済ジャーナリストの森永卓郎氏が癌のために逝去されました。森永氏は1年以前から病名を公表し、闘病しながらラジオやインターネット、書籍出版などを通じて精力的に情報発信をされていました。いつかこの日が来るとは […]

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科学哲学のよーな
11. 科学的な資源管理?

水産庁は、国立研究開発法人水産研究・教育機構や道県試験研究機関、大学、漁業者団体などに調査・研究を委託または協力要請して、高度回遊性魚類のカツオ・マグロ類やカジキ類、サンマ、サメ類、溯河性魚類のサケ・マス類、公海域の外洋 […]

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スルメイカ
20. 最後の砦

日本の太平洋側や日本海、対馬海峡で漁獲されるスルメイカが減少していることは、多くの方がご存じです。しかし、黄海では少なくとも昨年度まで、ある程度の漁獲量が維持されていることはあまり知られていません。黄海は朝鮮半島の西側に […]

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ケンサキイカ
34. 黒潮ハイウェイ

Facebookをのぞいていたら、水産研究・教育機構からケンサキイカについて、次のような投稿がありました。 「夏が最漁期で、高級イカとして知られています。活け造りは身が透明で人気があります。しかし、生態は不明な部分もあり […]

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スルメイカ
19. で、どうすればいいの?

先日10月31日、NHKの「みみより! 解説」という番組で『スルメイカ不漁 回復阻む厚いカベ』が放送されました。番組のホームページには「スルメイカの不漁が深刻です。背景には、海の環境変化があるとみられ、資源量の回復には他 […]

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スルメイカ
18. ベトナムでスルメイカ⁉

ウィキペディア(Wikipedia)で「スルメイカ」を検索すると、近年の分布域は「ベトナムにも及び、今は多数が生息している」とあります。たしかに、『新編 世界イカ図鑑 ウェブ版』には「最南端の記録はホンコン」とあり、ベト […]

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