1. いかにしてイカ男となりしか
わたし(イカ男)は、九州大学大学院(総合理工学府)で大気海洋環境システム学を専攻し、海洋モデリングを学んでいる学生です(令和4年当時)。もともと、佐賀県で10年ほどケンサキイカの研究をしていたのですが、「50の手習い」( […]
25. 大仮説に挑む新着!!
以前ブログで紹介したように、スルメイカは南シナ海のベトナム沿岸にも生息しています。昨年遺伝子解析で同定しました。 本年度から定期的にサンプリングすることにしていて、まず4月にベトナム中部のニャチャン沿岸で漁 […]
24. 新たなる希望
気象庁大気海洋部5月9日付け発表によると、2017 年8月から過去最長7年9か月続いていた紀伊半島から東海沖の黒潮大蛇行は、2025年5月8日現在みられなくなり、この状態が持続して大蛇行が終息する兆しがあるそうです。それ […]
23. それ、マツイカです!
スルメイカ(Todarodes pacificus)の不漁は漁業者だけではなく、加工業者や飲食業者、そして我々消費者にも大きな影響を与えるようになりました。少し前までは値段が上がったというレベルのニュースだったのですが、 […]
21. 緊縮財政からの出口戦略
財務省解体を要求するデモが各地で起こっているようです。マスメディアはほとんど報道しませんが、ネット上ではデモの動画が盛んにアップされています。 解体とはいっても、財務省を無くしてしまうというのではなく、再編 […]
13. 生物の栄枯盛衰
ハビタット解析(Habitat analysis)は、生物が生息する環境(ハビタット)に関する情報を分析し、その生物がどのような環境条件で生息しやすいか、または分布しやすいかを評価する手法です。具体的な研究例としては、環 […]
22. 韓国から見たスルメイカ
今回はスルメイカの回遊をこれまでとは違う視点で見ることにします。このイカは日本周辺だけでなく、朝鮮半島周辺でも漁獲されます。特に韓国では日本以上に人気のある食材で、キムチには欠かせません。日本海側だけではなく、黄海側でも […]
20. 令和の米騒動!
最近、コメの価格が上昇しています。ウクライナ戦争が始まって輸入品の価格が上昇してきたのに加えて、ついに国内産米、お前もか!という気持ちになってしまいます。主な原因は生産コストの上昇と米の生産不足と考えられていて、日本では […]
12. 研究者の正義
ドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ合衆国大統領として再就任した今年1月25日に、米中央情報局(CIA)は、新型コロナウイルスのパンデミックが武漢研究所(中華人民共和国武漢市)からの流出によって引き起こされた可能性が最 […]
21. 平衡石と経験水温、ふたたび
先日スルメイカに関するイカ男の論文が初めて出版されました。この論文の主な内容は、スルメイカの平衡石を構成する炭酸カルシウムのカルシウムに対するストロンチウムの比率(Sr/Ca比)とそのイカが経験した水温の間にどのような関 […]