ケンサキイカ
15. ケンサキイカ漁獲の現代史

ケンサキイカの不漁が話題になって、長い年月が経ちました。しかし、不漁の中身は時代によって(まさに時代によって)違います。そこで、今回はその中身を少しまとめたいと思います。下の図はイカ男がイメージとして描いた3つの時代(昭 […]

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ケンサキイカ
14. 帰りたい 帰れない

以前は図鑑などに「バショウカジキは時速100キロ、マグロは時速80キロで泳ぐ」などと書かれていましたが、現在はバイオロギング技術が進み、学術論文などではバショウカジキの平均時速は約2キロ、マグロは約7キロと報告されている […]

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ケンサキイカ
13. イカロケットの秘密

イカ類は2種類の方法で海中を移動することができます。1つはヒレを波状にひらひら動かしてゆっくり移動する方法、もう1つは漏斗から海水をジェット噴射させて素早く移動する方法です。一方、魚類の多くは、体を左右にくねくねさせなが […]

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ケンサキイカ
12. イカは宇宙人ではないのか?

今回はイカの長旅をささえる体の構造について、考えたいと思います。そもそもイカは、無脊椎動物のなかの軟体動物に分類されます。なので、サザエやアサリなどの貝類の仲間ということになります。少し意外かもしれませんが、コウイカには […]

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ケンサキイカ
11. 最大の謎

イカ類の移動を考えるうえで、最大の謎があります。それは、イカは自力で移動しているかということです。具体的には、産卵のために特定の海域まで泳いで移動しているのか、です。多くの方は、当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、 […]

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ケンサキイカ
10. イカ男の名にかけて

以前、粒子追跡実験をした結果、天草海から移動する粒子を見て気づいたことがあった、とお話ししました。つまり、ケンサキイカが東シナ海南部から黒潮に沿って、いったん九州の西に位置する天草海まで北上したにもかかわらず、また鹿児島 […]

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ケンサキイカ
9. 変化する対馬暖流

先日(2022年5月27日)放送されたNHK福岡の「ロクいち!福岡」というニュース番組の情報コーナーで、福岡県沿岸でのケンサキイカの不漁について、インタビューを受けました。イカ男はここ数年、現場から離れているので、不漁が […]

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ケンサキイカ
8. 「精子バンク」で保険をかける

春にとれるメスのケンサキイカは、オスとは違って、特に大きくなることはありません。成熟をいったん開始したメスは、たとえ水温が低下しても成熟の状態を維持し、生殖腺重量指数は変化していませんでした(Yamaguchi et a […]

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ケンサキイカ
7. 色気か食い気か

イカはどのくらい長生きするのでしょうか。図鑑などを読んだ方なら、「1年未満」とお答えになるかもしれません。もちろん、間違いではないのですが、水族館などで飼育した結果ではありません。イカ男が行ったように、平衡石の輪紋を数え […]

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ケンサキイカ
6. ○○なしの大イカ

以前、ケンサキイカを毎月定期的に解剖していて、不思議に思ったことがありました。オスの個体は、立派な体格をしたものほど、精巣が細くて小さいのです。ちなみに、ケンサキイカはオスの方が大きいので、いわゆる剣先型の大きい個体はす […]

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