28. これからの資源管理(その2)
前回のブログに共感してくださった方々、ありがとうございます。今回の内容は、賛同者が少なくなるかもしれませんが、これから資源管理を進めていくため、イカ男として強く伝えたい仮説から始めさせていただきます。 それは、対馬海峡に […]
27. これからの資源管理(その1)
先日、函館で知り合いのスルメイカ研究者と久しぶりに再会しました。彼は以前、スルメイカの飼育試験を行っていたほど生態に詳しい人ですが、最近は別の業務で忙しく、スルメイカの研究からは離れているとのことでした。それでも国の資源 […]
26. 新たなる懸念?
スルメイカ24「新たなる希望」で、スルメイカ資源復活への可能性を示唆しましたが、あれから3か月、この希望は大きくなったのでしょうか。検証したいと思います。 希望の根拠は、黒潮大蛇行終焉の兆しが現れたからでし […]
25. 大仮説に挑む
以前ブログで紹介したように、スルメイカは南シナ海のベトナム沿岸にも生息しています。昨年遺伝子解析で同定しました。 本年度から定期的にサンプリングすることにしていて、まず4月にベトナム中部のニャチャン沿岸で漁 […]
24. 新たなる希望
気象庁大気海洋部5月9日付け発表によると、2017 年8月から過去最長7年9か月続いていた紀伊半島から東海沖の黒潮大蛇行は、2025年5月8日現在みられなくなり、この状態が持続して大蛇行が終息する兆しがあるそうです。それ […]
23. それ、マツイカです!
スルメイカ(Todarodes pacificus)の不漁は漁業者だけではなく、加工業者や飲食業者、そして我々消費者にも大きな影響を与えるようになりました。少し前までは値段が上がったというレベルのニュースだったのですが、 […]
22. 韓国から見たスルメイカ
今回はスルメイカの回遊をこれまでとは違う視点で見ることにします。このイカは日本周辺だけでなく、朝鮮半島周辺でも漁獲されます。特に韓国では日本以上に人気のある食材で、キムチには欠かせません。日本海側だけではなく、黄海側でも […]
21. 平衡石と経験水温、ふたたび
先日スルメイカに関するイカ男の論文が初めて出版されました。この論文の主な内容は、スルメイカの平衡石を構成する炭酸カルシウムのカルシウムに対するストロンチウムの比率(Sr/Ca比)とそのイカが経験した水温の間にどのような関 […]
19. で、どうすればいいの?
先日10月31日、NHKの「みみより! 解説」という番組で『スルメイカ不漁 回復阻む厚いカベ』が放送されました。番組のホームページには「スルメイカの不漁が深刻です。背景には、海の環境変化があるとみられ、資源量の回復には他 […]