19. で、どうすればいいの?新着!!
先日10月31日、NHKの「みみより! 解説」という番組で『スルメイカ不漁 回復阻む厚いカベ』が放送されました。番組のホームページには「スルメイカの不漁が深刻です。背景には、海の環境変化があるとみられ、資源量の回復には他 […]
18. ベトナムでスルメイカ⁉
ウィキペディア(Wikipedia)で「スルメイカ」を検索すると、近年の分布域は「ベトナムにも及び、今は多数が生息している」とあります。たしかに、『新編 世界イカ図鑑 ウェブ版』には「最南端の記録はホンコン」とあり、ベト […]
17. 「台湾のイカ」の正体?
以前ブログでも紹介したように、昨年9月、韓国の江陵(カンヌン)市でスルメイカのサンプリングをしました。当時、韓国の日本海側でも日本と同じく深刻な不漁。少ないながらも早朝に水揚げされたスルメイカを購入したあと、鮮魚店の店主 […]
16. 温暖期の負スパイラル
イカ男の記憶では2015年以降、漁場が沖合化している、漁期が遅れているという話を佐賀県玄海地区のイカ釣り漁師さんからしばしば聞きました。実際現場で確かめることはできなかったので、どの程度漁場が沖合化しているのか、漁期が遅 […]
15. 温暖期の豊漁、そして
1990年以降、いわゆるレジームシフトによって寒冷期から温暖期に移行し、日本海における対馬暖流、特に第3分枝の勢力が回復します。この結果、対馬海峡を起源とする海流は寒冷期にくらべて広角に広がるようになりました。スルメイカ […]
14. 寒冷レジーム期の不漁原因
近年スルメイカの不漁は厳しさを増すばかりですが、少なくとも1965年以降その漁獲量は増減を繰り返してきました。特に、1970年代後半からの約10年間は急激な減少期。原因は、日本海における対馬暖流域の寒冷化と考えられていま […]
13. 渡るに渡れぬ対馬海峡
もう10年近くも前の事ですが、ケンサキイカの移動を研究するにあたって、イカ男は粒子追跡実験(コンピュータシミュレーション)を用いました。イカは単なる物体ではないということで、当時はかなり批判もありましたが、現在では多数の […]
12. 最後のチャンスか⁇
今シーズンのスルメイカの漁獲について、函館新聞が次のように報じています。「函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での6月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同期比10トン減の19トンにとどまった。漁期ごとの統計を取り始 […]
11. 釜山からの緊急リポート!
4月1日に釜山にある国立水産科学院(National Institute of Fisheries Science)を訪問しました。ここは日本の水産研究所にあたる機関です。海洋学の研究セミナーに参加したところ、たまたま水 […]
10. 根っこは同じか?
前回のブログでは、東北や北海道の太平洋側でスルメイカの漁獲量が激減した原因を推測してみました。しかし、スルメイカの漁獲が減少しているのは太平洋側だけでなく、日本海側でも同様です。原因は何となく推測できるのですが、念のため […]