ホタルイカ
5. 準備OK、いよいよ本格研究だ!

ブログで最初にホタルイカの紹介したとき、なぜ、日本のまわりの海域にのみ分布するのか。なぜ、産卵期にだけ接岸してくるのか。どこで産卵しているのか。その卵は再生産に役立っているのか、などといった疑問を投げかけました。そこで、 […]

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ホタルイカ
4. 行ったり来たりが大問題

これまでのブログでは、対馬海盆に生息するホタルイカについて話をしてきました。しかし、沖合に生息しているホタルイカが秋から冬にかけて本当に日本の沿岸に来遊するのでしょうか。あの小さいからだで、日本列島まで泳いで来るのでしょ […]

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ホタルイカ
3. 経験水温の推定に着手

先日、EPMAという微量元素を測定する装置を使って、ホタルイカの平衡石に含まれるストロンチウムとカルシウムの比(Sr/Ca比)を核部から縁辺部へ線状にそれぞれ約50点分析しました。平衡石は10個だけでしたが、どの試料のS […]

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ホタルイカ
2. 成熟と産卵の大胆仮説

ホタルイカは世界中で日本列島周辺にだけ生息が知られ、太平洋側でも確認されてはいますが、ここでは列島西側、つまり日本海での分布にかぎって考えます。土屋光太郎博士の論文(1993)によると、確実に標本が獲れた場所は韓国東岸が […]

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ホタルイカ
1. 平衡石の観察

魚津水族館の館長だった稲村修さんは著書『ほたるいかのはなし』のなかで、まだ分かっていないこととして、ホタルイカは「なぜ、日本のまわりの海域にのみ分布するのか。なぜ、産卵期にだけ接岸してくるのか。どこで産卵しているのか。そ […]

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