15. ケンサキイカ漁獲の現代史
ケンサキイカの不漁が話題になって、長い年月が経ちました。しかし、不漁の中身は時代によって(まさに時代によって)違います。そこで、今回はその中身を少しまとめたいと思います。下の図はイカ男がイメージとして描いた3つの時代(昭 […]
7. やっぱり愛は勝つ
テレビの影響か、大学の頃は友人と明け方までよく議論をしていました。議題は多岐におよびましたが、人間はなぜ戦争をするのかというのもその1つ。人間は愛情もあり理性もあるのに、数千年もの間なぜ争いと殺戮をくりかえすのか。毎年今 […]
6. 海のものは海へ
唐突ですが、地図は「地球表面の一部または全部を縮小あるいは変形し、 記号・文字 などを用いて表した図」とされています。地の上に図を描いているのですね。 地と図といえば、ゲシュタルト心理学では、ある物が他の物を背景として全 […]
5. 若くも天才でもないので
私は以前、佐賀県の公務員だったので、「地方創生」や「町おこし」などといった事業に多少関わっていました。書店にはその手の書籍があふれていて、キーとなるのは『若者』、『よそ者』、『馬鹿者』などといったことを読みました。若者は […]
14. 帰りたい 帰れない
以前は図鑑などに「バショウカジキは時速100キロ、マグロは時速80キロで泳ぐ」などと書かれていましたが、現在はバイオロギング技術が進み、学術論文などではバショウカジキの平均時速は約2キロ、マグロは約7キロと報告されている […]
13. イカロケットの秘密
イカ類は2種類の方法で海中を移動することができます。1つはヒレを波状にひらひら動かしてゆっくり移動する方法、もう1つは漏斗から海水をジェット噴射させて素早く移動する方法です。一方、魚類の多くは、体を左右にくねくねさせなが […]
12. イカは宇宙人ではないのか?
今回はイカの長旅をささえる体の構造について、考えたいと思います。そもそもイカは、無脊椎動物のなかの軟体動物に分類されます。なので、サザエやアサリなどの貝類の仲間ということになります。少し意外かもしれませんが、コウイカには […]
10. イカ男の名にかけて
以前、粒子追跡実験をした結果、天草海から移動する粒子を見て気づいたことがあった、とお話ししました。つまり、ケンサキイカが東シナ海南部から黒潮に沿って、いったん九州の西に位置する天草海まで北上したにもかかわらず、また鹿児島 […]