9. 1°の違いが大違い
北海道機船漁業協同組合連合会の原口聖二氏によると、韓国のスルメイカ漁獲量は、2021年シーズンには日本海と黄海がほぼ半々になり、2022年シーズンは黄海が日本海をしのぐようになったということです。2023年シーズンは、イ […]
8. やれることは限られているけれど…
今日は2023年12月17日、イカ男のすむ町には初雪が降りました。この季節になると、対馬東水道(対馬海峡で対馬よりも東側の海域)でもスルメイカが本格的に漁獲されます。長崎に住む友人に、スルメイカを購入してくれるよう頼んで […]
7. スルメイカ漁獲量の減少要因(乱獲以外)
最近Wikipediaで「スルメイカ」を読んでいたら、『近年のスルメイカは北に分布域を拡大し、米国アラスカ州からカナダ西部の近海にまで達している。一方、南に目を転じれば、昔は日本から輸入していたベトナムにも及び、今は多数 […]
6. こんなところでお会いできるとは!
2月、フィリピンのルソン島北部でUroteuthis属イカのサンプリングを終えたあと、3月には台湾北部で同様のサンプリングを行いました。本来であれば、「ケンサキイカ」のカテゴリーで報告すべきなのですが、今回はあえて「スル […]
5. 黄海からの緊急リポート!
日本の関係者にはあまり知られていませんが、スルメイカは黄海にも生息しています。黄海は、朝鮮半島の韓国と中国本土との間にある水深の浅い海です。以前から韓国では、日本海でスルメイカが獲れないときは、黄海で獲れるなどという話が […]
4. 「竈の煙」は見えますか?
日本と韓国のスルメイカ(秋生まれ群)の漁獲量は、2000年代初めから減少しています。この原因について、水産庁がインターネット上で公開している「わが国周辺の水産資源の現状を知るために」からの情報とイカ男独自の仮説に基づいて […]
3. 「大谷翔平」でなくても
前回紹介した海流の概念図には、だいぶん「ウソ」がありました。ごめんなさい。実は、海洋物理の研究者によると、陸上を川が流れるのとは異なり、海流は矢印で示せるような単純な流れ方はしていないのです。月平均や年平均をすれば、確か […]
2. 帰って来~いよお!
スルメイカには日本海で漁獲されるものと東日本の太平洋側で漁獲されるものがありましたね。でも、ここではとりあえず、日本海で漁獲されるスルメイカについて考えてみます。 日本海で漁獲されるスルメイカの多くは、前年 […]
1. 火花散る日本海
スルメイカは日本でいちばんポピュラーなイカで、実際に英語でJapanese common squid と呼ばれたりします。日本海側では北海道から長崎県にかけて、太平洋側では北海道から三陸にかけて、その沿岸と沖合で広く大量 […]