ケンサキイカ
31. 旧正月の誓い

つい先日(2月上旬)までベトナム中部沿岸のニャチャンに滞在し、Uroteuthis属イカのサンプリングなどをしてきました。ニャチャンではこれまで何度かサンプリングしましたが、今回はDNA分析用の組織片も採取し、種同定を行 […]

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スルメイカ
9. 1°の違いが大違い

北海道機船漁業協同組合連合会の原口聖二氏によると、韓国のスルメイカ漁獲量は、2021年シーズンには日本海と黄海がほぼ半々になり、2022年シーズンは黄海が日本海をしのぐようになったということです。2023年シーズンは、イ […]

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科学哲学のよーな
9. 天災とサイエンス

日本は気象学的にも地球物理学的にも極めて特殊な環境に支配されている。よって、国民は天変地異に脅かされることを一日も忘れてはならないはずだ。近代化以前は、自然に対してきわめて従順であり、自然に逆らうことは行わなかった。過去 […]

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まっくろ経済学
11. ウラボスは誰⁇

令和5年12月、自民党最大派閥の安倍派では、政権の要となる官房長官だった松野氏ら派幹部を含め大半の議員側がキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが明らかになり、4閣僚が交代することになりました。も […]

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スルメイカ
8. やれることは限られているけれど…

今日は2023年12月17日、イカ男のすむ町には初雪が降りました。この季節になると、対馬東水道(対馬海峡で対馬よりも東側の海域)でもスルメイカが本格的に漁獲されます。長崎に住む友人に、スルメイカを購入してくれるよう頼んで […]

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ホタルイカ
5. 準備OK、いよいよ本格研究だ!

ブログで最初にホタルイカの紹介したとき、なぜ、日本のまわりの海域にのみ分布するのか。なぜ、産卵期にだけ接岸してくるのか。どこで産卵しているのか。その卵は再生産に役立っているのか、などといった疑問を投げかけました。そこで、 […]

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ホタルイカ
4. 行ったり来たりが大問題

これまでのブログでは、対馬海盆に生息するホタルイカについて話をしてきました。しかし、沖合に生息しているホタルイカが秋から冬にかけて本当に日本の沿岸に来遊するのでしょうか。あの小さいからだで、日本列島まで泳いで来るのでしょ […]

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まっくろ経済学
10. 主権者はだれ?

今年2月に財務省から2022年度の国民負担率が47.5%になる見込みとの発表がありました。国民負担率とは、財務省のホームページによると、「租税負担率と社会保障負担率の合計」で、租税負担とは個人が納める住民税や所得税、企業 […]

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ホタルイカ
3. 経験水温の推定に着手

先日、EPMAという微量元素を測定する装置を使って、ホタルイカの平衡石に含まれるストロンチウムとカルシウムの比(Sr/Ca比)を核部から縁辺部へ線状にそれぞれ約50点分析しました。平衡石は10個だけでしたが、どの試料のS […]

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ホタルイカ
2. 成熟と産卵の大胆仮説

ホタルイカは世界中で日本列島周辺にだけ生息が知られ、太平洋側でも確認されてはいますが、ここでは列島西側、つまり日本海での分布にかぎって考えます。土屋光太郎博士の論文(1993)によると、確実に標本が獲れた場所は韓国東岸が […]

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