13. 渡るに渡れぬ対馬海峡
もう10年近くも前の事ですが、ケンサキイカの移動を研究するにあたって、イカ男は粒子追跡実験(コンピュータシミュレーション)を用いました。イカは単なる物体ではないということで、当時はかなり批判もありましたが、現在では多数の […]
12. 最後のチャンスか⁇
今シーズンのスルメイカの漁獲について、函館新聞が次のように報じています。「函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での6月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同期比10トン減の19トンにとどまった。漁期ごとの統計を取り始 […]
16. 消費税の罪と罪!
日産自動車株式会社が下請け企業に支払う代金を不当に減額したことは下請法に違反するとし、公正取引委員会は2024年3月、再発防止策などの勧告を行いました。日産による減額の総額は30億2367万6843円で、下請法違反として […]
15. 円安が原因か?
最近は物価上昇が大きな社会問題になっています。最初のころは輸入品が中心でしたが、現在では多くの生活出需品が値上げされていますね。専門家には、円安ドル高が原因だと分析するむきがあります。たしかに円がドルに対して安くなると、 […]
32. スニーカーとストーカーは紙一重⁈
つい最近、東京大学大気海洋研究所の細野博士と岩田准教授の研究グループがとても興味深い論文(Hosono et al, 2024)を発表しました。ヤリイカ(Heterololigo bleekeri )の生殖行動が生まれ月 […]
14. 国が壊れる!
たとえ貧しくても皆等しい貧しさであれば耐えられるが、じぶん独りだけの貧しさに耐えることは難しい、といったことを耳にします。人間の認識に絶対的な尺度はなく、常に相対的なものなので、場合によってはわずかの差にも敏感になり、過 […]
10. 多元宇宙論からスルメイカを考える
我々が生きている宇宙を英語でuniverseと言います。これはラテン語のuni-(1つに)と -verse(回る)を由来とし、universus(全体の、1つになった)から派生したそうです(「大辞泉」小学館)。一方、最近 […]
11. 釜山からの緊急リポート!
4月1日に釜山にある国立水産科学院(National Institute of Fisheries Science)を訪問しました。ここは日本の水産研究所にあたる機関です。海洋学の研究セミナーに参加したところ、たまたま水 […]
13. お金の起源?
市場経済とは、市場を通じて財やサービスの取引が自由に行われる経済のことで、それに対立する概念は計画経済といわれています。第二次世界大戦後は、どちらの経済体制をとるかで自由主義経済陣営と社会主義経済陣営に分かれ、長く対立し […]
10. 根っこは同じか?
前回のブログでは、東北や北海道の太平洋側でスルメイカの漁獲量が激減した原因を推測してみました。しかし、スルメイカの漁獲が減少しているのは太平洋側だけでなく、日本海側でも同様です。原因は何となく推測できるのですが、念のため […]