ホタルイカ
1. 平衡石の観察

魚津水族館の館長だった稲村修さんは著書『ほたるいかのはなし』のなかで、まだ分かっていないこととして、ホタルイカは「なぜ、日本のまわりの海域にのみ分布するのか。なぜ、産卵期にだけ接岸してくるのか。どこで産卵しているのか。そ […]

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まっくろ経済学
9. 日本人とは?

毎年お盆の時期になると、日本とは、日本人とは、といったテレビ特集をみかけます。現在は経済が不調なので、そのような観念的な話題で頭を悩ませる余裕はないかもしれませんが、国民間の収入格差が拡大し、万民の万民に対する不信や嫉妬 […]

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ケンサキイカ
31. イカ釣りさんの情報を検証

最近、Facebookグループの「イカメタル楽しもう」をみていたら、山陰から北陸にかけてケンサキイカがよく釣れるという投稿が多いようです。しかも、小型のイカが多いとのこと。近年はケンサキイカが減ったと言われてきたので、嬉 […]

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科学哲学のよーな
8. ちなみに私は「隠れ文系」でした

キリスト教神学からサイエンスが生まれる契機になった理神論という考え方があります。ここでは、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典から引用しましょう。「啓蒙時代のヨーロッパに栄えた宗教思想。自然神論,自然宗教ともいう。神は世 […]

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ケンサキイカ
30. 予想が当たってしまったかも・・・

先日、韓国で「ヤリイカ釣り大会」が開催され、日本人の女性が優勝したというインターネット記事をみつけました。ここでヤリイカというのは、標準和名のヤリイカ(Heterololigo bleekeri)ではなく、ケンサキイカ( […]

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まっくろ経済学
8. フィリピンで日本の近未来を考えた

2023年になって、2月と5月にイカ類の調査・研究のためフィリピンを訪れる機会がありました。どちらも滞在したのはルソン島北部の主要都市Tuguegaraoと北部沿岸の漁村です。   Tuguegaraoから漁村 […]

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ケンサキイカ
29. フィリピン再々挑戦!

2月にフィリピンを再訪したところ、あいにくの荒天続きで、満足なサンプリングができませんでした。さいわいにも関係予算が渡航ぎりぎりに残っていたので、また訪れることにしました。   今回は前回とは異なり、とてもスム […]

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スルメイカ
7. スルメイカ漁獲量の減少要因(乱獲以外)

最近Wikipediaで「スルメイカ」を読んでいたら、『近年のスルメイカは北に分布域を拡大し、米国アラスカ州からカナダ西部の近海にまで達している。一方、南に目を転じれば、昔は日本から輸入していたベトナムにも及び、今は多数 […]

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科学哲学のよーな
7. 理念 vs. 現実

以前もお話ししたように、サイエンス(自然科学)はほぼ全て仮説から成り立っています。つまり、頭のなかで考えたいわば理念の集まりなのです。しかし、驚いたことに、その理念が現実の世界で役にたっています。頭のなかの出来事と現実世 […]

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スルメイカ
6. こんなところでお会いできるとは!

2月、フィリピンのルソン島北部でUroteuthis属イカのサンプリングを終えたあと、3月には台湾北部で同様のサンプリングを行いました。本来であれば、「ケンサキイカ」のカテゴリーで報告すべきなのですが、今回はあえて「スル […]

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